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#147 仕事をはっきりと断る

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子どもが生まれてからの仕事のキャパは同じではないから

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Kazuya Sano
Mar 02, 2025
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#147 仕事をはっきりと断る
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今回は部員(有料会員)向けの回です。とはいえ今回はほぼ全文公開してます。


仕事を断る気持ちの変化

今週、かなりひさしぶりに、人から相談のあった仕事を断った。

昔から基本どんな仕事でも受けてしまいがちで、それによって自分の首も締めてしまいがちであった。自分のためには頑張れないが、人のためには頑張れるタイプだったので、自分を稼働させるためにそういう圧を自分にかけてきたが、不健康だということに気づいて一度すべての仕事をやめた。

去年の秋ごろからまた少しずつ仕事を再開し、ありがたいことにわりとすぐ忙しくなった。仕事の再開前に少しお話しさせていただたいていた仕事を改めてお話しさせてもらう機会があったが、いろいろ考えてお断りした。

その時に率直に感じたことは、「この仕事に対して、自分では力不足かもしれない」ということだった。そして実は、それは自分がこれまであまり感じたことのないことだった。

別に「自分にできない仕事はない」と思ってきたわけでは当然ない。「頼んでもらっているからには何かしら理由があるはずで、小さくてもできることはあるはずだし、そこで頑張ることは自分のこの先につながる」と思って仕事を受けてきた。でも、今回はできないなと思ったのは、なにかそこに明確に気持ちの変化があった。

そこにはいくつかの要因があると思う。まずひとつには、子どもが生まれてまともに子育てに入り、マジで本当に時間がないから。必死に生きているのは特に変わらないので、そこまで稼働時間が減っている感覚はないのだが、出せているアウトプットはきっと有意に減っている。出張とかに行くと夜に仕事が捗りすぎて驚く。そんな中でちゃんと力を発揮できる仕事はマジで限られる。

そして普通に歳を重ねてきたので、もうとりあえずやってみて失敗もしてみる、というような年でもなくなってきた。だから自分にとってチャレンジが必要なことは本当に絞らないとうまくやれない。「おれいま、夏にかけてチャレンジ案件何個持ってる?」と冷静に考えられるようになったのは自分にとって大きな成長だった。

そしてこれも大きいが、自分のやりたいことがはっきりしてきたから、という部分もあるだろう。自分がやりたいことの方面で時間をつっこまないとできないことがいくつもある中で、さらに時間を突っ込まないとできないようなことは全然キャパがない。むしろ自分がやりたいことを形にして確立したほうが、人を助けることももっとできるはず。

自分なりに仕事を断る正義がはっきりあった。逆に仕事を受ける正義があるものもある。そういうものを組み合わせて、自分の小さい小さいポートフォリオをしっかりさせて、やれることの可能性を一歩ずつ広げていくしかない。

プロデューサー業→場所探してます

いつも相談させていただいている会があり、そこでこれからやりたいことの話になった。#145 でも書いた「専門性」についてどう考えているのか問われ、悩みながら「プロデューサー的な、お金を持ってきて現場とつなげる、というような立場ですかね」と話した。自分でも言語化できたことに驚いた。それはこれまで幾度となく考えてきた道ではある。

#145 自分の限界と特性

#145 自分の限界と特性

Kazuya Sano
·
Feb 16
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そのことによって「佐野さんはプロデュースをやっている人だと周りからもわかるから、それで佐野さんのことを周りが紹介しやすくなるよね」と言われ、確かにな〜と思った。それは結構やっていきたいことではある。でもいますぐにそれなりの案件のプロデュースをやってくれと言われれば難しい。だからいま自分が計画していることを実行に移していかなければならない。

「企画」「プロデュース」は技術的な特殊能力ではない(少なくともそう見られやすい)ので、やろうと思ったら自分でその機会をはじめ、つくり続けていくしかない。しかしそれでも、最後には「じゃあお前にはなにができんの?」という問いは必ず残るし、それにしっかりと応えられなければならない。

2回前の回でも書いたが、自分の「特性」がそれを邪魔しているように感じているし、それをなんとかすることが、もう自分にとって最後の手段のようにも感じている。だから札幌市内で先週から

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