このニュースレターは121人の方に購読していただいております。なんかズルっと旅レポしててもあれですね。気になったネタも溜まってきたしまた出します。今年中に振り返り的なやつをもう1本出したい。出します。もちろん無料の購読はこちらからどうぞ。
12月前半の旅レポの続きです。
東京編
肉体労働と大移動と暴飲暴食を重ね、疲弊しながら恵比寿ドシーにチェックイン。3泊で5,000円という狂気の安さ。西成かな?胃腸を休めるためにスープパスタで晩飯を済ませて、サウナで整えて寝る。
東京編1日目は「みどり荘」へ。コミュニティマネージャーのサキコさんとお話させていただく。初めてのみどり荘は中目黒と池尻大橋と代官山の間くらいの不思議な場所にあった。そしてとても素敵だった。場所の重要性を浴びる。またもお悩み相談回にお付き合いいただく。コミュニティマネジメントは2022年取り組みたい重要テーマ。
お昼は日本総研の井上さんとお話。ローカルにまつわる活動をしている大人の中でもなんかいい感じのバイブスを感じていたが、ちゃんと話してみてやはりそうだったと実感。ローカルの活動を、それぞれのローカルの当事者ではない立場から、どうやって偉そうじゃなく、つなげて前に進めていくか?というテーマについて話す。
さのの本「田舎の未来」も読んで共感してもらっていた。ローカルのことだけど、「ソトコト」や「greenz」、「TURNS」じゃない感じにするにはどうすればいいんだろう?あの感じが何か自分たちにハマらないのは、どうしても「きれいな事例」になってしまうからでは?数々の事例を観てきた井上さんは、数々「きれいな事例」の裏側にあり、さのが課題意識を持っている「結局その人がそれをできた構造」の問題を見抜いていた。結局多くの事例は、いろんな意味で「ローカルの権力者」であることが必要条件になってしまう。でも、もっと民主的に、本質的に、全国のローカルにある課題を解決するには?
そのへんはちょっとやれることがいろいろありそうなので、もう少し考えていきたい。ポッドキャストとかをやっていくことになるかも。なにかいいアイデアがあればぜひ教えてください。
その後は日経BP社にいて独立された西さんとお話。仕事柄いろんな経営者やVCなどとつながっていて、メディアの仕事もよくわかっているので、ざっくばらんなアドバイスをいろいろいただく。ありがたい。福岡も東京も何も考えずに来たが、みなさんからいろいろ考えるきっかけを頂いた。
そのまま西さんのいるシェアオフィスにてNoMaps実行委員会にオンラインで参加。いつも通り順番に話が回って終わる。「若い人を巻き込んでいきたい」という話がいろいろ出たが、「若い人」って誰なん?イメージついてる?今までそういうことちゃんと考えたことあった?10月の平日の真昼間に3日間も皆さんの会社の「若い人」参加させる気ある?と1人1人詰めたかったが、そういう場ではないので穏やかに意見を述べて終える。自分もこういうとこで言ってるだけじゃなくて形にして示していかないといけないな。
その後恵比寿に戻りドシーで仕事。ドシーは共有部が小さいのでちょっと仕事しづらい。夜は少人数でNukmelのささやかな打ち上げ。まだこれからなのでがんばります。
2日目。朝から渋谷のNHKへ。初めておじゃました。デジタルセンターの石丸さんを尋ねる。5つくらい同時並行でプロジェクトを回しているらしい。全国の各拠点でやっていることを、デジタルインフラを整えてバックアップするような仕事らしい。大変そう。でも「NHKにしかできないこと」がかなりありそうで面白そう。なかなか企画を通すのが難しそうだったけど。大企業。「それ論文にして出したらいいんじゃないですか!」と言ったらなんか弾みそう。NHKのかたと一緒に学会に出します。
その後磯田さんと渋谷でうどん。NHK札幌の人もそうだけど、大企業のロジックの中で頑張ってる人はカッコいい。こちらは特に今何してますとか話せる状況でもなくて申し訳無さ。でもそれはもうしょうがないのでここからやっていくしかない。それでも話していただけるありがたみ。楽しいことを楽しい人とまた始めていくぞ。
その後は渋谷から浅草まで移動。前から思っていたが意外と遠い。浅草でモテさんの事務所、4階建てのビルにお邪魔する。「Rich & Busy」という名前をつけたらしい。カッコ良すぎる。なりたい。ついにUNLIRICEを拝読。これだけゴツいコンテンツを自費出版する背景にあった話も含めて教えていただく。いろいろむずいっすね。でも最終的には自分たちでやっていくしかない。モテさんもこの2年で気持ちが沈んたタイミングがあったらしく、そこそこに健康にやっていくしかないですね、と話を交わす。STUDIO VOICE編集長の川田さんも同じ事務所にいらして挨拶できた。ちょうど福岡で会った桜井さんと、友人のせしもさんと3人で別府に行っていたらしい。別府いきてえ。
その後渋谷に戻り、影山さんとお話。影山さんも社会人修士行ったりして自分の道を進めているようだった。相変わらずひねくれてた(褒めてます)。できるだけめんどくさいことに巻き込まれずに、自分たちの居場所をつくっていきたいっすね。
東京最後の夜は、新卒のときにシェアハウスをしていた友人2人とメシ。京大薬学部卒の2人はめちゃめちゃかしこい。2人とも仕事を転々とするタイプだったので引け目なくいろいろ話す。2人ともあんまり近況を聞いていなかった割には、自分も含めそれぞれ似たようなことをして似たような壁にぶち当たっていた。昔からの知人は場が変わってもフラットに話ができるのでありがたい。自分の現在地が自分で思っていたほど間違ってなかったことを認識した。がんばれるな〜と思った。
翌日はまったり羽田に行って北に帰還。12/7〜12/15の長旅が終了。
長旅で得たもの
今年4月〜5月に神戸→鳥取→いわき→東京と行って以来の長旅。長旅はみんな各地で頑張ってることが知れてとても健康に良い。夏に体調を崩して活動を半年間眠らせてきていたが、それまでやってきたこと、その間考えてきたことは無駄ではなかったことが確認できた。
「いま会いたい人にとにかく会いにいく」というテーマで各地回ってみたが、逆に自分の今の興味範囲が確認できてよかった。ローカルの土台にある、編集とコミュニティと事業。活動としての総体。それをはたしてどう進めていけるか。
そして違う場所に住んでいても、同じ視座を持っている人、同じ視野にフォーカスしている人は、みんな同じような領域で悩んでいることも確認できた。高い低いはないけど、北海道だと同じような視座、視野の人になかなか出会えないが、出会えないからといって、自分の視座をわざわざ変える必要はない。いかに自分の見えていることから、やりたいことを実現していくか。
自分が戦うべき領域を見極めて、物理的に近くに同じ視野の仲間がいなくても頑張っていけるようにしたい。逆説的だけど、そのために、物理的に近くにいて、ある程度近い方向を向いている仲間とうまくやっていかねばならない。
札幌の北18条駅付近に、10畳くらいのスペースを借りました。審査が通れば2月から使えるぽい。いろいろアイデアはあるけどいい感じに使いたい。よかったら遊びに来てください。
今週のねこ
リビングに放置して仕事部屋で仕事してると、寂しくて自分でドアを開けて入ってきて妻のイスに座って寝るねこです
今週の1曲
🎧 ナンバー / plums
おそらく日本で一番インディーバンドを掘りまくってるであろうHOLIDAY! RECORDSが紹介していた小樽のバンド。シューゲ。エモくていい。MVがどちゃくそエモい。高校生すぎる。
道内のバンドとかラッパーとかちゃんと掘って札幌でもTIPSやりたい。
今日で仕事納め!うっかりクリスマスに自分にパワプロを買ってしまって大変です。ちゃんと仕事します。今年の振り返りをやるぞ。
毎度コメント失礼します。
> 結局多くの事例は、いろんな意味で「ローカルの権力者」であることが必要条件になってしまう。
これは実際地方に住んでみて感じることの1つでした。結局コネクションで決まっている?とはいえ目立ちたかったり、へこへこしたり、何かに属したりしたい訳でもない自分は、極力自己完結できそうな案件を考えてみたりしています。
民主的には、各自が課題を発信する機会があるといいなと思いつつ…現時点だとTwitterが近いのかなと、道内各振興局ごとにグルーピングしたリストをちまちま作っており、いつかテキスト分析でもすっかな〜と思いつつまだまとめてるだけです笑
パワプロやりましょう!!